自己紹介にも書きましたが、私は現在、アメリカに海外駐在中です。”海外駐在”という言葉だけ聞くと、非常に良いイメージを持つ(持った)のは私だけでしょうか?
実際に海外駐在を経験し、そのイメージと実態について、少し書きたいと思います。
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まずは、駐在前の海外駐在員のイメージ
・手当がいっぱいもらえ、帰国時には貯金がたくさん
・英語を使った仕事をバリバリこなし、帰国時には英会話能力が向上
・手厚い会社からの援助で、海外生活も不安なく過ごせる
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と、まぁデメリットも考えてはいたのですが、それを上回る上記のメリットで頭の中はお花畑状態だったわけです。ただ、上記のようなメリットが実際にあったかというと、全くありませんでしたね。
海外駐在と聞き、良いことが多いのは大企業に勤めている一部の方々のみです。私のように、そこまで大きくない会社で、小さな現地法人への出向の場合、全然良い事なしです。
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実際に駐在した結果
・ある程度の手当は貰えるが、現地の物価が高く全く貯まらない
・英語を使う機会があまりない(コロナの影響もあり)
・会社からの援助は、言ったもん勝ち。言わないと、援助をして貰えない。(言っても援助なしの場合もあり)
・他社の駐在員との格差に驚愕 などなど
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多くの不満を抱えるわけですよ。現地法人と本社の間に板挟みになりながら、これらの不満もあり、それは転職を考える人が多いわけですね。とあるサイトでは、海外駐在員の25%が帰国後に転職しているというデータがあります。それにも納得です。
ただ、これは私の勤めている会社での話であって、他の企業は分からないですよ。もしかしたら、大企業でなくても、手厚い手当や保証があるかもしれないです。また、駐在する国によっても大きく異なるでしょう。
海外駐在は海外に住むということで良い経験はできます。ただ、事前の期待値が大きいほど、期待と実際のギャップにかなり落胆することもあるということです。
これから海外駐在する可能性があるという方がこの記事を読んだならば、海外駐在には過度の期待はせず、ギャップを少しでも少なくできたなら良いなと思います。